P-5000NTの特長
時代にニーズに応える無機質系素材の良さ
近年、コンクリート構造物の表層面に塗料などの塗装仕上げが増えるにつれ、各種様々な塗材が開発・商品化されています。
ところが、そのほとんどの塗材が耐久性の問題を解決しきれてはいません。従来からコンクリートの劣化あるいは中性化といったことの他、それをカバーする塗材の耐久性と耐汚染性が問題でした。しかし、耐久性が良くても長期間汚れない塗料はなかなか出現しませんでした。このような塗材への要望が切迫していた中、開発されたのが水性無機高分子系塗料「ランデックスコートP-5000NT/PB-5000NT」です。
一般的に塗料に求められる美粧性、接着性あるいは耐久性など耐汚染性に対する有機系塗材のレベルを一歩越え、コンクリートとの調和を求めた高機能塗料として完成しました。
耐汚染性に優れた一液性塗料
P-5000NT/PB-5000NTの塗膜は、複合無機高分子系の素材により形成されているので、帯電しにくく、空気中の浮遊イオン物質を吸着する抑制効果が強い。また、ナノテクノロジーを応用した微粒子の顔料および無機・有機ハイブリッド系バインダーで構成されているので、塗膜表面が平滑で手で触れても汚れにくく、万一汚れた場合でも、粒子が細かいため汚染回復性に優れています。
優れた防カビ塗料 PB-5000NT
PB-5000NTは、P-5000NTの機能をそのままに、抗菌性、防カビ性、防藻性を有しています。
標準色
NT-011 |
NT-021 |
NT-031 |
NT-041 |
NT-051 |
NT-061 |
NT-071 |
NT-081 |
NT-091 |
NT-101 |
NT-111 |
NT-121 |
NT-131 |
NT-141 |
NT-151 |
NT-161 |
※モニターにより多少色が異なります(実際のお色はサンプル板等で確認の上、ご注文ください)。
※標準色以外の特注品につきましては別途ご相談ください。
規格値
品 名 | 荷姿(缶) | pH | 粘度(cps) | 固形分(%) | 比重(g/ml) | MFT(℃) |
P-5000NT | 15Kg入 | 9.0±0.5 | 6000±3000 | 40±3 | 1.17±0.1 | 5 |
PB-5000NT (防カビタイプ) |
15Kg入 | 9.0±0.5 | 6000±3000 | 40±3 | 1.17±0.1 | 5 |
塗膜性能
試 験 項 目 | 試 験 規 格 | 試 験 結 果 |
付着強さ | JIS A6909(2003)7.9 モルタル板 |
27kgf/㎠(2.65N/㎟)以上 (基材破壊) |
耐水性 | JIS K5600-6-2 水浸漬法 |
浸漬30日 合 格 |
耐塩水性 | JIS K6500-6-2 5%塩化ナトリウム |
浸漬30日 合 格 |
耐アルカリ性 | JIS K5600-6-2 飽和消石灰水 |
浸漬30日 合 格 |
耐酸性 | JIS K5600-6-1 5%塩酸 |
スポット24時間 合 格 |
耐湿潤冷熱繰返し性 | JIS K5600-7-4 サイクル条件2 |
10サイクル 合 格 |
促進耐候性 | メタリングウェザーメーター 300時間 |
キセノンランプ
5000時間相当(耐候形1種) |
透湿性 | JIS Z0208 水蒸気透過度 |
80~160g/㎡/24時間 |
耐汚染性 | JIS K5651 7.23 食用色素、しょうゆ、クレヨン |
24時間 評価区分 変化なし |
防カビ性 | JIS Z2911 培養期間21日 |
カビ発生認められず |
不燃性 | ISO 5660 PartⅠ 加熱時間 20分 |
不燃材料 合 格 |
※PB-5000NT 試験結果
P-5000NT→別途試験成績書がございますのでお問合せ下さい。
標準施工仕様
工程 | 使用材料 | 塗布量(kg/㎡) |
下塗り | プライマー100 または プライマーアクア#50 |
0.1 |
上塗り1層目 | P-5000NT | 0.15〜0.2 |
上塗り2層目 | P-5000NT | 0.15〜0.2 |
工程 | 使用材料 | 塗布量(kg/㎡) |
下塗り | プライマー100 または プライマーアクア#50 |
0.1 |
上塗り1層目 | PB-5000NT | 0.15〜0.2 |
上塗り2層目 | PB-5000NT | 0.15〜0.2 |